「脂肪吸引を受ける前に、まずはダイエットをしてください。」
このような説明を受けたことがある方もいるのではないでしょうか。
確かに、「少しでも痩せてから手術を受けた方がきれいに仕上がる」と考えるのは自然です。
しかし実際には、脂肪吸引を専門に行っているクリニックでは、「脂肪吸引を先に行い、その後にダイエットをした方がきれいな仕上がりになりやすい」と考える医師も少なくありません。
では、なぜ意見が分かれるのでしょうか。
今回は
について分かりやすく解説します。
まず知っていただきたいのが、脂肪細胞の特徴です。
つまり、ダイエットは脂肪細胞を減らすのではなく、一つひとつの脂肪細胞を小さくするということです。
一方、脂肪吸引では脂肪細胞そのものを取り除きます。
ただし、脂肪をすべて取り切るわけではありません。
皮膚の凹凸を防ぎ、自然なボディラインを作るために、適度な脂肪を均一に残しながら吸引します。
例えば、脂肪吸引で非常になめらかに仕上がり、ごくわずかに2mm程度の厚みの差が残っていたとします。
残った脂肪細胞が大きくなるため、その差も少し大きくなります。
例えば脂肪細胞の大きさが約2倍になると、2mmだった差は約4mmになります。
その結果、わずかな凹凸が目立ちやすくなる可能性があります。
反対に脂肪細胞が小さくなるため、厚みの差もさらに小さくなります。
2mmだった差が約1mm程度になれば、より滑らかで自然な仕上がりになります。
つまり、
脂肪吸引後にダイエットをした方が、ボディラインがさらに整いやすいと考えられるのです。
もちろん個人差はありますが、仕上がりという観点ではこの順番にはメリットがあります。
脂肪吸引では細い吸引管を使って皮下脂肪を均一に取り除きます。
大きく減量すると皮膚にたるみが出ることがあり、吸引管と一緒に皮膚や組織も動きやすくなります。
すると均一に吸引する難易度が上がり、きれいなラインを作ることが難しくなる場合があります。
皮膚の収縮力は若いほど高い傾向があります。
「もう少し痩せてから受けよう」と何年も先延ばしにすると、その間に皮膚の弾力が低下し、仕上がりに影響することもあります。
脂肪吸引によって気になっていた部位が変わると、
「この体型を維持したい」
という気持ちが自然と生まれます。
実際に、手術をきっかけに運動や食生活を見直し、その後のダイエットが順調に進む方も少なくありません。
クリニックによって考え方が異なる理由の一つに、対応している患者さんの範囲や治療方針の違いがあります。
例えば一部の美容クリニックでは、一定以上のBMIの方に対して脂肪吸引を行わない方針を採用している場合があります。
そのため、
「まず体重を落としてからご相談ください」
と案内するケースがあります。
一方、脂肪吸引を専門に行うクリニックでは、高BMIの方の手術経験も豊富で、麻酔管理や術中管理を含めた体制を整えている施設もあります。
そのため、安全に施術できると判断できれば、BMIだけを理由に一律で手術をお断りすることは多くありません。
つまり、
「脂肪吸引の前にダイエットが必要」
というよりも、
そのクリニックの治療方針や対応範囲によって考え方が異なるということです。
「脂肪吸引の前にダイエットをするべきか」という質問に対して、当院の考えは「脂肪吸引を先に行い、その後にダイエットをする方が、より自然で美しい仕上がりになりやすい」というものです。
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
BMIや持病、皮膚の状態によっては、まず体重管理を優先した方が安全なケースもあります。
大切なのは、「何kg痩せてから手術を受けるか」ではなく、現在の体型や皮膚の状態に合わせて最適な治療計画を立てることです。
当院では、脂肪のつき方や皮膚の弾力、全身のバランスまで確認したうえで、一人ひとりに適したタイミングをご提案しています。
脂肪吸引を検討されている方は、「まずダイエットをしなければ」と一人で悩まず、まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。
当院では、BMIが高い方に向けた「高BMIモニター」の枠をご用意しております。
また脂肪吸引後の体型維持を目的としたマンジャロの処方も行っております。
気になる方はまずは無料カウンセリングまでお越しください。
[ 監修 ]
脂肪吸引ラボトウキョウ 院長
渓 智司
形成外科出身。これまで4000症例を超える脂肪吸引・豊胸手術を執刀(※2021年9月〜2025年12月)。従来の美容クリニックで問題となりがちな、料金体系、安全性、アフターフォローを刷新した次世代のクリニックとして「脂肪吸引ラボトウキョウ」を開院。