施術内容
最近良く耳にする、「脂肪吸引注射」とはいったい何でしょうか。
結論から言うと、これは注射(injection)などではなく、簡易的な脂肪吸引のことです。
当院で顔の脂肪吸引をする際は、2mm、2.5mm、3mmの吸引管を使い分けて脂肪吸引を行います。
麻酔液は専用のポンプで注入し、ベイザーをかけ、吸引器で脂肪を吸ってきます。
いわゆる脂肪吸引注射では、1mm〜1.5mmのカニューレを使い、シリンジ(注射器)を用いて手動で陰圧をかけて脂肪を吸引します。このあたりが名前の由来でしょうか。
脂肪吸引"注射"のメリットは、簡易的な道具で脂肪を取れるため、脂肪吸引の大掛かりな設備が必要ありません。
傷は小さいもののカニューレが届く範囲が短いため、たいていは傷の数が多くなり、また変化量は少なく、それでも瘢痕は硬くなるため修正はしづらくなります。
吸引量が少なければダウンタイムは軽くなりますが、しっかり取ればダウンタイムはもちろんあります。
さらに範囲が細分化されているため、費用は脂肪吸引と比べてそれほど安くなりません。
そう、クリニックは儲かりますが、手術を受ける側には何のメリットもありませんね。
今回は頬+顎下のベイザー脂肪吸引の症例を紹介します。
フェイスラインをカリカリに仕上げていますが、脂肪吸引"注射"の1mmや1.5mmの吸引管ではここまで吸うことはできません。
曖昧だった頬と首の境界に、新しいフェイスラインを定義してきました。
価格
ベイザー脂肪吸引(モニター価格・税込)
顎下 ¥99,000
頬 ¥99,000
リスク・副作用
ダウンタイム:
痛み 1週間程度
皮下出血 2週間程度
浮腫み 3週間程度
拘縮 3ヶ月程度
リスク:
引き攣れ、瘢痕、癒着、感染、出血、血腫、色素沈着、表面不整、皮膚血流障害、熱傷など