脂肪吸引は、理想のボディラインを手に入れるための人気の美容整形手術ですが、稀に重大な医療事故が報告されることもあります。本記事では、脂肪吸引における死亡事故の原因と、当院が実施している具体的な安全対策について詳しくご紹介します。
日本国内で実際に起こった死亡事故は、以下のようなものがあります。
・麻酔による呼吸停止(2022年):麻酔に使用する鎮静薬(ミダゾラム)を過量投与した結果、呼吸停止状態に陥った。適切な気道確保、換気補助、拮抗薬の投与等が行われるべきであったが、担当医師の対応が遅れ、低酸素脳症による入院となり、合併症により死亡した。
・動脈損傷による気道閉塞(2022年):2022年、顎下の脂肪吸引中に顔面動脈の枝を損傷し、術後に頚部血腫が生じた。血腫による静脈流出障害によって気道閉塞を起こし、心肺停止となり救急搬送、1週間後に死亡した。
・内臓損傷(2009年):70歳女性の腹部の脂肪吸引中、吸引カニューレで腸壁を約10カ所損傷した。これにより脱水症状が引き起こされ、2日後に死亡した。
アメリカのあるデータでは、脂肪吸引手術の死亡率は0.02%以下と推計されています。これは、私たちが日本で一生を過ごしたときに、交通事故で死亡する確率よりも低いものです。したがって過度に恐れる必要はありませんが、脂肪吸引の需要の増加に伴って上記のような事故が起きていることも事実。リスクを限りなくゼロに近づけるためには、クリニック選びが非常に重要となります。
当院の院長は脂肪吸引専門クリニックの院長を務めたのち、さらにハイクオリティな施術を行うために脂肪吸引ラボトウキョウを開設しました。合併症を防ぐには丁寧で確実な手技が最も重要であると考え、一人ひとりの状態に合わせた手術プランを組み立てます。
麻酔によるリスクを最小限に抑えるために、当院では「カプノメータ」という呼吸モニタリング機器を導入しています。
カプノメータは、呼気中の二酸化炭素濃度(EtCO₂)をリアルタイムで測定する機器です。一般的に用いられる経皮的酸素飽和度(SpO2)モニタとは異なり、呼吸が浅くなったり停止した際、すぐに異常値として表示され、医師が即座に対応できます。
この装置により、麻酔中の無呼吸を見逃さない万全の体制を整えています。
術後に違和感があったり、万が一の出血や感染が疑われる場合でも、当院ではエコー(超音波診断装置)を常設しています。
・術後の出血や液体貯留の早期発見
・腫れやしこりの状態確認
・ドレナージ(排液処置)などの適切な対応
これにより、他院で見落とされがちな術後トラブルにも即時対応可能です。
脂肪吸引の不安は、手術中だけではありません。術後にトラブルが起きた際、すぐに対応できるかどうかが極めて重要です。
当院では、営業時間外・休診日でも繋がる「緊急ホットライン」を設けています。
・担当医師が電話で対応
・必要に応じて即時再来院・処置の手配
安心して施術を受けていただくために、24時間365日サポート体制を整えています。
脂肪吸引の安全性を確保するためには、医師の技術力が非常に重要です。その技術力を見極める一つの指標として、スタッフオペの有無があります。
スタッフオペとは、クリニックのスタッフ自身がその医師の施術を受けることを指します。日々医師の技術を間近で見ているスタッフが、自らの施術をその医師に任せたいと思うということは、医師の技術力や安全性に対する信頼の証と言えます。
ただし、大手美容クリニックでは系列院のスタッフが来院して施術を受け、医療事故に遭ってしまったことがあります。「同じ院で普段から手術を見ているスタッフ」が選ぶ医師は、事故などを起こしていない、信頼できる技術力があると判断できる一つの材料となります。
脂肪吸引の死亡事故は、正しい知識・監視体制・アフターフォローで限りなくゼロに近づけることができます。当院では、以下のような安全対策を徹底しています。
・脂肪吸引専門クリニックとしての豊富な症例数
・呼吸をリアルタイムで監視できる「カプノメータ」の導入
・術後トラブルに迅速に対応する「エコー設備」
・24時間対応の「緊急ホットライン」
安全に、美しく、確実な結果を出すためには、体制の整った医療機関で施術を受けることが何より大切です。ご不安な方は、まずは無料カウンセリングにてご相談ください。
当院の安全対策について動画でも詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてください。